包摂的まち・くらしづくりとは

包摂的まち・くらしづくりとは、一人ひとりが多様な幸せ(well-being)を実現できる「くらし」、「コミュニティ」、「まち」をつくることです。


その実現には、地域や住民の多様性に応じたコミュニティ形成・再生が重要です。
そして、コミュニティ形成・再生の担い手となる人々と、その人達を中心にした新たなネットワークが持続的に発展できることが大切であると考えています。

包摂的まち・くらしづくりとは
私たちが実現したいこと

私たちが実現したいこと

私たちは、2023年4月よりスタートした内閣府のSIP第3期の研究課題のひとつである「包摂的コミュニティプラットフォームの構築」※と、それを構成するサブ課題を通じて、包摂的まち・くらしづくりとは何かを考え、必要な技術やノウハウを蓄積し全国にサービスとして提供していく基盤整備を目指しています。


包摂的まち・くらしづくりに際して、従来のコミュニティ形成・まちづくり手法には様々な課題がありました。

たとえば、次のような課題です。

コミュニティ形成までに非常に時間がかかること
個々の住民への働きかけが特定の個人や偶然性に大きく依存すること
負担を軽減できる仕組みが弱いこと

そのためにまず、誰一人取り残さないコミュニティ形成・再生、個々人の生活の多様性に応じて関与できるコミュニティの形成手法を検討し、時間やコスト、特定の誰かへ過大な負担をかけずに、地域コミュニティの形成・その担い手の育成が可能となる社会技術の実装・まちづくりノウハウの確立に取り組んでいます。

具体的には、まず、大和ハウスのネオポリス(戸建団地)におけるコミュニティ再生を核としたリブネスタウン事業(➡詳細)において、様々な取り組みを支えるデジタル技術と場の運営、世話役養成、包摂性とWell-being評価手法を開発・実証し、さらに他の地域にも展開できるようにすることで、健全なコミュニティが早期に育成・再生できる仕組みの社会実装を進めていきます。

こうした活動により、まちに住む人々が自ら進んでコミュニティに参画し、お互いを助け合う活動が活発になることで、私たちの目指す包摂的まち・くらしづくりが実現できると考えています。

※SIP:戦略的イノベーション創造プログラム(Cross-ministerial Strategic Innovation Promotion Program)の略称。SIPについての詳細は内閣府ホームページをご覧ください。
・SIPの概要 https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/
・SIP第3期 課題一覧 https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/sip3rd_list.html