取組をお聞きしました

■千葉市URでの取り組みを、メディヴァ 金子奈美様にお伺いしました。

〇五感を介した「食の記憶」による健康無関心層支援と地域共助モデルの構築

背景・目的を教えてください

地域住民の健康増進において、健康への関心が薄い「真の無関心層」へのアプローチは喫緊の課題です。本取り組みでは、団地エリアの「健康屋台」を検証フィールドとし、五感を介した「食の記憶」を入り口に、無意識下での心身ケアと地域コミュニティへの接続を促す支援モデルの構築を目的としました。

取り組んでいる食の回想法「思い出めし」とは

中核施策として、個人の記憶に眠る食事の情景と感情を呼び起こす「食の回想法」を導入しました。動画視聴を通じて「運動会のお稲荷さん」等の記憶を想起させ、その際の感情を四象限(喜・楽・怒・哀)にマッピングするワークを実施。計13のレシピのエントリーがあり、執筆による認知刺激や、レシピを介した多角的な会話の広がりといった定性的な成果が得られました。

成果と今後の展望を教えてください。

本活動を通じ、参加者の心理的変化や住民同士の互助的な交流が確認されました。今後は施策の有効性を検証するとともに、参加者を「運営の担い手」へと育成する仕組みを導入します。住民自身が活動を支える側に回ることで、無関心層が自然に健康を維持し、孤立を防ぎ合える持続可能な地域共助モデルの確立を目指します。


●問い合わせ先
「包摂的なまちづくり・ひとづくりシンポジウム」事務局 株式会社エム・シー・アンド・ピー 担当:黒田、大久保
メール:housetsu@mcp.co.jp

主催:産総研人工知能技術コンソーシアム